
ポータブル電源で電気ケトルを使ってお湯を沸かしたい!と質問されたポタブルンです。
車中泊やアウトドア、非常時に電気ケトルでお湯が沸かす事ができたら、どんなに便利なことかと思いますよね。
実際に、1年以上車中泊旅した経験から言うと「アウトドア用のガスバーナーの方が圧倒的に早い」です。
と言っても、車中泊など車内で火を使うのはちょっと、、、という方もいると思うので、ポータブル電源で電気ケトルを使いたい場合の必要なW数や家電の選び方をまとめていきます。

電気ケトル(お湯を沸かす)の定格消費電力「W」一覧
電気ケトルの選定基準は、Amazonの電気ケトルで評価「4.0以上」口コミ「100件以上」で定格消費電力が高め・低めで選んでいます。
電気ケトル | 型番 | 容量 | 定格消費電力 | 必要な容量 | 沸騰時間 |
---|---|---|---|---|---|
![]() ティファール 電気ケトル | KO3408JP | 1.2L | 1250W | 125Wh | 1分〜6分 |
![]() Milin 電気ケトル | ML9KT0010 | 1.7L | 1200W | 160Wh | 3分〜8分 |
![]() おりょうりケトル ちょいなべ | SK-M151 | 1.0L | 1200W | 120Wh | 3分〜6分 |
![]() HadinEEon 電気ケトル | DE0604E | 0.6L | 770W | 65Wh | 5分 |
![]() タイガー魔法瓶 電気ケトル | PCH-G080-KP | 0.8L | 1300W | 90Wh | 1分〜4分 |
筆者は、外出時にコーヒーを飲む機会が多いのと、出来るだけ出力を抑えたいので、定格消費電力770Wの「HadinEEon 電気ケトル」を使っています。
他のモデルと比較して定格消費電力が低いので、沸かす時間が水の量の割に少ないですが、一度に0.6L以上の水を使う機会があまりないので、十分です。
電気ケトルをポータブル電源で使って「お湯を沸かす」場合の消費容量
「HadinEEon 電気ケトル」を使って一回分0.6Lのお湯を沸かす場合の消費容量(Wh)を計算します。
筆者の車中泊旅時、1日に使う電気ケトルの回数
- 朝:コーヒー
- 昼:コーヒー
- 夜:カップ麺
平均して1日に3回、電気ケトルを使います。
単純に計算して、約195Wh使う計算になります。
走行中にシガーソケット充電、停車中にソーラーパネル充電をしているので、他に電力を使っていてもポータブル電源の電力が0%になることはほぼありません。
電気ケトル 500W以下はあるのか?
象印 電気ケトル|消費電力430W
象印の沸とう電気ポットは、湯沸かし時430Wなので定格500Wほどのポータブル電源で利用できます。
保温機能もありますが17Wh消費するので、沸かしたら電源を切って再度沸かす方が節電できます。
折りたたみトラベルケトル|消費電力680W
消費電力500Wを超えていますが、比較的低出力で利用できるので700Wクラスのポータブル電源で車中泊、キャンプでコンパクトに使いたい方にオススメです!
おすすめのポータブル電源は、EFDELTAとRIVER 600 MAX /PRO
電気ケトルなどの高出力家電を利用する場合、最悪でも定格出力1200W以上のポータブル電源をおすすめします!
筆者は36台ポータブル電源を所持していて、様々な環境(1年間の車中泊・キャンプ)で利用してきた経験から、特におすすめできるポータブル電源は「EcoFlow EFDELTA 1300 JP」と「RIVER 600 MAX / PRO」の2機種です。
どちらもEcoFLow(エコフロー)メーカーのポータブル電源ですが、定格1200W以上で充電速度もACで1.6時間で80%と高スペック。更に、車中泊時に嬉しいシガーソケット充電やソーラーパネル充電の入力容量が大きいことが理由です。
定格出力1000W以上のポータブル電源一覧
電気ケトルの定格消費電力を選べば、基本的にはお湯が沸かせるポータブル電源です。
ポータブル電源 | 特徴 | 出力ポート数 |
---|---|---|
![]() RIVER 600 PRO エクストラバッテリー | 出力:1200W 容量:1440Wh 充放電:800回 三元系リチウム 価格:¥129,300 充電時間:約3時間 | AC×3 USB×2 USB(QC3.0)×2 USB-C×2 DC×2 シガソケ×1 |
![]() GP1500 | 出力:1500W 容量:1700Wh 充放電:3500回 リン酸鉄リチウム 価格:¥129,000 充電時間:約15時間 | AC×2 USB×2 USB(QC3.0)×2 USB-C×1 DC×2 シガソケ×1 |
![]() GP1200 | 出力:1000W 容量:1200Wh 充放電:3500回 リン酸鉄リチウム 価格:¥89,900 充電時間:約10時間 | AC×2 USB×2 USB(QC3.0)×2 USB-C×1 DC×2 シガソケ×1 |
![]() EFDLTA | 出力:1600W 容量:1260Wh 充放電:800回 三元系リチウム 価格:¥159,500 充電時間:約2時間 | AC×6 USB(12W)×2 USB(28W)×2 USB-C(PD60W)×2 シガソケ(96W)×1 |
![]() Bluetti AC200 | 出力:2000W 容量:2000Wh 充放電:2500回 リン酸鉄リチウム 価格:239,880 充電時間:約4時間 | AC×6 wireless(15W)×2 USB(15W)×4 USB-C(PD60W)×1 DC(300W)×1 DC(36W)×2 シガソケ(120W)×1 |
![]() ElecHive 2200 | 出力:2200W 容量:2400Wh 充放電:1000回 三元系リチウム 充電時間:約3時間 【発売未定】 | AC×4 USB×1 USB(QC3.0)×1 USB-C(PD60W)×1 USB-C(18W)×1 DC(180W)×2 シガーソケット(180W)×1 |
![]() Jackery 1000 | 出力:1000W 容量:1002Wh 充放電:500回 マンガン系リチウム 価格:¥139,800 充電時間:約7.5時間 | AC×3 USB(12W)×1 USB(QC3.0)×1 USB-C(PD)×2 シガソケ(120W)×1 |
![]() PowerArQ Pro | 出力:1000W 容量:1002Wh 充放電:500回 マンガン系リチウム 価格:¥132,000 充電時間:約7.5時間 | AC×3 USB(12W)×1 USB(QC3.0)×1 USB-C(PD)×2 シガソケ(120W)×1 |
![]() Bluetti EB150 | 出力:1000W 容量:1500Wh 充放電:1000回 リチウムポリマー 価格:158,000 充電時間:約9時間 | AC×2 USB(3A)×4 USB-C(PD45W)×1 シガーソケット×1 |
![]() G1000 | 出力:1000W 容量:1182Wh 充放電:2000回 リン酸鉄リチウム 価格:¥179,880 充電時間:約13時間 | AC×4 USB×2 USB(QC3.0)×2 USB-C(PD60W)×1 シガーソケット×1 |
ポータブル電源 | 特徴 | 出力ポート |
電気ケトル以外でお湯を沸かす方法
お湯を沸かす方法
お湯を沸かす方法、車載用の低出力を使う
熱を発する家電は、出力が高く「1000W以上」消費電力が多いため、ポータブル電源で利用できたとしても、大幅に容量を削ることになります。
車載用の小さい家電なら、出力が低く定格出力が高くないポータブル電源でも利用ができます。また、容量を節約できるので、おすすめです。
定格消費電力が低い分、お湯を沸かす性能は落ちます。
「車用電気ポット:DC12V-24V対応」で1.2Lのお湯を沸かす場合、12V車で約50分・24V車で28分も掛かります。
30分もかけてお湯を沸かすのは、非常にストレスになります。
お湯を沸かす方法、アウトドア用のガスバーナーを使う
筆者はキャンプもするので、ガスバーナーを常備しています。
ポータブル電源の電気は、電気ケトル以外でも使うので、正直60Wh〜100Whほどの消費でもダメージがデカい。
ガスバーナーなら交換用カンを常備しておけば問題ないので、ポータブル電源の電源がなくなった場合を想定して、持っておくと安心して車中泊やキャンプ、旅ができます。
実際に使っているガスバーナーは「スノーピーク(snow peak) HOME&CAMPバーナー」と「スノーピーク(snow peak) ケトル No1 0.9L CS-068」です。
よくある質問
まとめ|ポータブル電源で電気ケトルを使うなら1200W以上がおすすめ
本記事では「【徹底解説】電気ケトルをポータブル電源使う場合の消費電力と必要なスペック」について書いてきました。
筆者は、定格出力770Wの電気ケトル「HadinEEon 電気ケトル」を使っています。
一回あたりの消費電力も少ないからエコでデザイン性もおしゃれです。
どうも、ポタブルンでした。
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